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インプラント治療中に気をつけたいこと

〜治療を成功させるために、患者さんにできる大切な配慮〜
インプラント治療は、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、機能的にも見た目にも自然な歯を取り戻す先進的な歯科治療です。その成功率は非常に高く、適切な診断と施術によって、長期的に安定した結果が期待できます。
しかし、インプラント治療は「歯医者さんに任せておけば大丈夫」というものではありません。実は、治療中に患者さんご自身が日常生活の中で注意すべき点が多く存在し、それらの行動がインプラントの予後を左右することも少なくないのです。
このコラムでは、インプラント治療を安全かつ円滑に進めるために、患者さんが気をつけたいポイントを時期別に分けて詳しく解説します。

【治療前】インプラントを受ける準備として
1. 全身の健康状態を把握しておく
インプラントは外科処置を伴うため、持病や服薬内容はあらかじめ医師にしっかり伝えることが重要です。特に糖尿病、高血圧、心疾患、骨粗しょう症、出血傾向のある病気がある方は、治療の可否や術後の回復に影響を与える可能性があります。服用中の薬についても、正確に申告しましょう。
2. 喫煙習慣の見直しを
喫煙はインプラント治療における最大のリスク要因の一つです。タバコの煙に含まれるニコチンや一酸化炭素は、血流を悪化させ、インプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)を妨げる原因になります。インプラント手術を機に禁煙を考えることは、治療成功の鍵となります。
3. お口の環境を整える
虫歯や歯周病、歯石の多い状態では、インプラント周囲に感染が広がるリスクがあります。インプラント治療の前には、必ず歯周病の治療やプロフェッショナルクリーニングを受け、口腔内を清潔な状態に保つことが大切です。

【手術当日】安全に手術を受けるために
1. 食事は指示に従って
基本的に、局所麻酔を使った手術であれば、食事は手術の1〜2時間前までに済ませておくことが多いです。術後は麻酔が切れるまで飲食を控える必要があるため、詳しくは歯科医師の指示に従ってください。
2. 体調が悪いときは無理せず連絡を
発熱や風邪など、体調不良があるときには、無理に手術を受けることは避けましょう。免疫力が落ちていると感染リスクも高まります。少しでも異変を感じた場合は、迷わず歯科医院に連絡しましょう。
3. 当日は安静を心がける
手術後はできるだけ静かに過ごし、血流が大きく変化するような運動や入浴(湯船に浸かる)は避けましょう。代わりに軽くシャワーを浴びる程度に留めるのが安全です。飲酒も控えるようにしてください。

【手術後】インプラントを定着させるために
1. 傷口を触らない・強くゆすがない
舌や指で傷口を触るのは厳禁です。また、うがいも強くしすぎると血餅(けっぺい:傷をふさぐ血のかたまり)が取れてしまい、治癒が遅れてしまうことがあります。処方されたうがい薬を軽く含んで流す程度にしましょう。
2. 痛み止め・抗生剤はきちんと服用する
術後には痛みや腫れを抑えるための薬が処方されます。指示されたとおりに服用し、自己判断で中断しないことが大切です。特に抗生物質は途中でやめると感染のリスクが高まるので注意が必要です。
3. 食事はやわらかいものから
術後数日は、インプラントを埋めた部位で噛まないようにし、うどん、おかゆ、スープ、ゼリーなどのやわらかいものを選びましょう。熱すぎるもの、辛いもの、硬いものは避けることが望ましいです。
4. タバコとアルコールは厳禁
タバコは血流を悪化させ、治癒を遅らせるため、術後も完全な禁煙が望まれます。アルコールも炎症を助長したり、薬との相互作用を起こしたりする可能性があるため、少なくとも数日は控えましょう。

【治癒期間中】長くインプラントを持たせるために
1. 指示された通院スケジュールは守る
治癒が順調に進んでいるかを確認するために、数回のチェックが必要です。自覚症状がなくても、内部で炎症やトラブルが起きていることもあるため、定期的な診察は必須です。
2. 丁寧な歯磨きを習慣にする
インプラントは虫歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」という歯周病のような炎症が起こる可能性があります。これは、清掃不足が主な原因です。術後も、歯科衛生士の指導のもと、インプラント周囲を傷つけないように優しく、かつしっかり磨くことが大切です。
3. 無理な力をかけないように
インプラントは天然歯と違って、過度な力が加わるとダメージを受けやすくなります。硬いものを噛まない、歯ぎしり・食いしばりを防止するためにナイトガード(マウスピース)を使用するなど、力のコントロールも重要です。

まとめ:患者さんの協力が、インプラント成功のカギ
インプラント治療は、歯科医師の技術だけでなく、患者さんの協力と日々の注意によって完成される治療法です。とくに手術前後の体調管理や生活習慣、セルフケアの徹底は、インプラントを長持ちさせるために欠かせません。
「インプラントを入れて終わり」ではなく、その後のケアこそが本当のスタートです。医師からの指示をしっかり守り、口腔内の健康維持に努めることで、快適で安心できる毎日を送ることができるでしょう。

ブランパ歯科でも装着後2年間は半年毎のチェック、それ以降も年1のチェックを推奨しております。

また私は1995年以来インプラント治療を行っており、欠損補綴にはとても効果の高い治療の選択肢と考えております。

 

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美しさと強さを兼ね備えた歯科素材〜ジルコニア治療の魅力と注意点〜

近年、審美歯科や補綴(ほてつ)治療の分野で注目を集めている素材のひとつが「ジルコニア」です。見た目の美しさと優れた耐久性を兼ね備えたこの素材は、被せ物(クラウン)やブリッジ、インプラント上部構造など、さまざまな歯科治療に使われるようになってきました。
「金属アレルギーが心配だからメタルフリーにしたい」「自然な白さの歯にしたい」「長く使える素材を選びたい」――そんな声に応える存在として、ジルコニアは非常に優れた選択肢となり得ます。
今回は、ジルコニアとはどのような素材なのか、治療におけるメリット・デメリット、そして天然歯への影響なども含めて詳しくご紹介します。

ジルコニアとはどんな素材?
ジルコニアとは、「酸化ジルコニウム(ZrO₂)」というセラミック素材の一種です。もともとは工業材料や人工関節などの医療分野でも使用されてきた実績があり、その**高い強度と生体親和性(体とのなじみやすさ)**が評価されています。
歯科用として加工されるジルコニアは、白くて不透明な外観を持ち、金属を使わない「メタルフリー」の補綴治療に適しています。近年では透過性の高い“フルジルコニア”や、“ジルコニアフレーム+陶材築盛”のハイブリッドタイプなど、さまざまな製品が登場しています。

ジルコニア治療のメリット
1. 優れた強度と耐久性
ジルコニアの最大の特徴は、非常に高い硬度と耐久性です。咬む力の強い奥歯にも耐えられるため、臼歯部のクラウンやブリッジにも使用できます。また、金属に比べて摩耗や破損に強く、長期間にわたって安定した機能を保てるのも大きな魅力です。
2. 自然で美しい見た目
従来の金属製クラウンとは異なり、ジルコニアは白く、天然歯に近い自然な見た目を再現できます。審美性を重視する前歯にも使用でき、笑ったときに金属の縁が見えることもありません。
3. 金属アレルギーの心配がない
ジルコニアはメタルフリー素材であり、金属アレルギーのリスクがありません。従来の金属冠でかぶれや炎症を起こしていた方でも、安心して治療に使用できます。
4. プラークが付きにくく、衛生的
ジルコニア表面は滑らかで、プラーク(歯垢)や着色汚れがつきにくいため、口腔内を清潔に保ちやすいという利点もあります。

ジルコニア治療の注意点とデメリット
1. 非常に硬いため、天然歯への影響に注意
ジルコニアは優れた耐久性を持つ一方で、「硬すぎる」という特性もあります。たとえば、対合する天然歯(上下でかみ合う歯)に過剰な力がかかると、天然歯の摩耗や破折の原因となることがあります。
これは特に咬合力が強い方、歯ぎしり・食いしばりの癖がある方などでリスクが高まります。そのため、治療前にはしっかりと咬み合わせの診断を行い、必要に応じてナイトガード(マウスピース)などで保護することが勧められます。
2. 硬すぎるがゆえに加工の限界もある
ジルコニアは加工に非常に硬いミリングバー(削る道具)を必要とし、そのバーの太さ以上の細かい表現は難しくなります。たとえば、微細な溝や繊細な形状など、ナチュラルな歯の質感を再現するには限界がある場合があります。
このような場合には、ジルコニアフレームに陶材を築盛して、熟練の歯科技工士が手作業で仕上げを行うことで、より自然な見た目や咬合調整を実現することが可能です。
3. 費用が比較的高額
ジルコニアは保険適用外の自由診療であることが多く、セラミックと同様に高額な治療費がかかります。医院によっても異なりますが、1本あたり10〜15万円程度が目安です。
4. 色調再現には限界がある場合も
近年ではジルコニアの色味のバリエーションも増えていますが、陶材と比べると透明感や微細な色調の再現には限界がある場合もあります。特に審美性を極めたい前歯の場合は、色調再現性に優れた「オールセラミック(e.maxなど)」を選択するケースもあります。

ジルコニアはどんな人に向いている?
ジルコニア治療は、以下のような方に特に向いています。
• 咬む力が強く、強度の高い素材を求める方
• 金属アレルギーがある方、金属を使いたくない方
• 自然な白さの歯を長持ちさせたい方
• 奥歯に自然で丈夫な被せ物を入れたい方
• ブリッジやインプラント上部構造などで耐久性が必要な方
一方で、審美的な細部に強くこだわる方や、咬合バランスに問題がある方には、別の素材や補助的な工夫が必要になる場合もあります。担当医や技工士とよく相談のうえ、最適な素材を選択することが重要です。

まとめ:ジルコニア治療は“機能美”を追求する選択
ジルコニアは、その美しさと強さを両立した、現代歯科治療の中でも非常にバランスの良い素材です。見た目の自然さを保ちつつ、長期間の使用にも耐える耐久性を備えているため、奥歯から前歯まで幅広く活用されています。
ただし、硬すぎるがゆえのリスクや加工の限界も存在するため、治療の際には十分な診査と、技術力のある歯科技工士の存在が欠かせません。
素材の特性を理解し、自分に合った治療を選ぶことが、満足度の高い治療結果につながります。ジルコニアは決して「万能」ではありませんが、適切に選び、使いこなすことで、その力を最大限に発揮してくれる素材です。

 

 

ブランパ歯科では3歯位のジルコニアブリッジまで当日1日で装着まで可能です。それ以上の歯数の場合翌日以降の仕上げになります。

製作工程のシンタリングに時間を要するからです。

ジルコニアの当日仕上げ及び提供までできることは凄い技術の進歩であるなあと歯科医師の私でも驚く昨今であります。

 

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自然な美しさを再現する高度な技法〜ジルコニアフレーム+陶材築盛とは?〜

歯の被せ物や差し歯の治療において、「白くてきれいな歯にしたい」と願う患者さんは少なくありません。そんな要望に応える方法のひとつが、「ジルコニアフレーム+陶材築盛(とうざいちくせい)」という高度な補綴技法です。
ただ、この言葉だけを聞いても、歯科の専門知識がない方にとっては「一体どういうもの?」「セラミックとは違うの?」と感じるのではないでしょうか。
本コラムでは、「ジルコニアフレーム+陶材築盛」とはどのような治療なのか、なぜこの方法が優れているのか、そしてその仕上がりに職人技が必要とされる理由などを、専門用語をかみ砕きながら解説していきます。

ジルコニアフレーム+陶材築盛とは?
まずはこの言葉を分解して考えてみましょう。
• ジルコニアフレーム:
「フレーム」とは土台のことです。ジルコニア(酸化ジルコニウム)という非常に硬く丈夫な素材でできた芯の部分が、被せ物の骨組みになります。これは金属の代わりに使用される白いフレームで、メタルフリー治療の代表的な素材です。
• 陶材築盛:
「陶材」とは、セラミックの一種である歯科用ポーセレンのこと。「築盛(ちくせい)」とは、陶材を一層一層手作業で盛り重ねていく作業を意味します。歯科技工士が筆や専用の器具を使って、自然な歯の色や質感を再現するために焼き付けを何度も行いながら丁寧に仕上げていきます。
つまり、「ジルコニアフレーム+陶材築盛」とは、ジルコニアの丈夫な土台の上に、熟練した技工士が手作業でセラミックを盛り付け、天然歯そっくりの見た目を作り上げる治療法です。

なぜ「フルジルコニア」ではなく築盛が必要なのか?
ジルコニアだけで作られた「フルジルコニアクラウン」も近年普及しています。フルジルコニアは強度が高く、臼歯(奥歯)などには特に適しており、破損の心配が少ない素材です。
しかし、審美性の面では課題もあります。フルジルコニアは非常に硬い一方で、光の透過性(透明感)がやや劣っており、天然歯のような自然な色味や奥行き感を出すには限界があります。
そこで、見た目の美しさが求められる前歯や口元の目立つ部位には、「陶材築盛」が必要になります。築盛によって、以下のような繊細な表現が可能になります。
• エナメル質のような透明感
• 歯の表面に見られる縦の模様や細かな凹凸
• グラデーションのある色の変化(歯の根元から先端にかけての明暗)
• 年齢や性別、顔貌に合った自然な歯の形状や質感
これらは、機械で一律に削り出すだけでは再現できません。まさに“手仕事”でしか表現できない美の世界なのです。

ジルコニアフレーム+陶材築盛のメリット
1. 審美性に優れる
自然な透明感、色合い、光の反射など、天然歯に近い外観を再現できます。とくに前歯に使用した場合、他の歯と並んでも違和感がなく、まるで本物の歯のような仕上がりになります。
2. 高い強度と耐久性
ジルコニアフレームは金属に匹敵するほどの強度を持ち、強い咬合力にも耐えることができます。ブリッジなど広い範囲の補綴にも対応可能で、セラミックが欠けにくくなるような設計も可能です。
3. 金属アレルギーのリスクなし
メタルフリーであるため、金属アレルギーがある方にも安心です。歯ぐきの変色(ブラックライン)も起こりにくく、長期的な審美性を保ちます。
4. 精密な適合性
CAD/CAM技術を活用してジルコニアフレームを高精度で削り出し、その上に築盛するため、歯にぴったりと合う被せ物が完成します。フィット感が良いため、汚れが溜まりにくく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

なぜ熟練した技工士が必要なのか?
陶材築盛は、非常に繊細で高度な技術を要する工程です。色の選定、焼成温度、陶材の厚み、咬合面の形状や質感の表現まで、すべて職人の感覚と経験がものを言います。
色味に関しては、隣の歯と完全に調和させるために、**「シェードテイキング(色合わせ)」の段階で直接患者さんの口元を見ながら色を調整することもあります。**このプロセスは、写真やデータだけでは補いきれない「目視による微調整」が必要です。
また、咬み合わせの調整も見逃せません。ジルコニアは非常に硬いため、調整を誤ると対合歯(噛み合う歯)を摩耗させてしまうリスクがあります。そのため、咬合の知識と経験に基づいた**“削らない微調整”や“当たらせ方”**も重要になってきます。
ジルコニアフレーム+陶材築盛は、まさにデジタルとアナログの融合。
機械では作れない繊細さを、人の手で仕上げる――この技術の真価を引き出すには、熟練した歯科技工士の存在が不可欠です。

まとめ:美しさにこだわるなら、築盛という選択を
「ジルコニアフレーム+陶材築盛」は、強さと美しさのバランスを追求した、歯科補綴の中でも高度な技術のひとつです。とくに前歯や口元の見た目を大切にしたい方、自然な笑顔を取り戻したい方には、非常におすすめできる治療法です。
ただし、どのような仕上がりを目指すかによって設計や素材の使い方が異なるため、治療を受ける際には、歯科医師と技工士がしっかりと連携している医院を選ぶことが大切です。
「ただ白いだけでなく、自然で美しく、長く使える歯を手に入れたい」――
そんな方は、ぜひジルコニアフレーム+陶材築盛による治療をご検討ください。それは“歯の修復”ではなく、“口元の再創造”と言える治療です。

 

 

ブランパ梅田のメニューでは、ジルコニア+レイヤリングと専門用語で示している治療法です。

お気軽にご相談くださいませ。歯科医師山内

 

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歯を失ったときの選択肢 ― インプラント治療という選択

虫歯や歯周病、外傷などによって歯を失ってしまったとき、どのような治療法を選ぶかは、患者さんにとって非常に大きな問題です。従来は、入れ歯やブリッジといった補綴治療が主流でしたが、近年では「インプラント治療」という選択肢が一般的になりつつあります。
このコラムでは、インプラント治療の基本的な仕組みやメリット・デメリット、そして他の治療法との比較を通して、より良い選択の参考になるような情報をお届けします。

インプラント治療とは?
インプラント治療とは、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を装着する治療法です。インプラント体は主にチタンでできており、骨としっかり結合(オッセオインテグレーション)することで、天然の歯に近い安定した機能と見た目を再現します。
治療は大きく分けて次のような流れで進みます。
1. 診査・診断
CTやレントゲンなどで骨の状態や全身の健康状態を確認し、治療計画を立てます。
2. 一次手術(インプラント埋入)
顎の骨にインプラント体を埋め込みます。局所麻酔で行うため、痛みは少なく、手術時間も短時間で済みます。
3. 治癒期間(2〜6か月程度)
骨とインプラントが結合するのを待ちます。この間は仮歯を使用する場合もあります。
4. 二次手術(アバットメント装着)
歯ぐきを開き、インプラントの頭出しと土台(アバットメント)の装着を行います。
5. 上部構造(人工歯)の製作・装着
型取りを行い、セラミックやジルコニアなどでできた人工歯を装着して完了です。

インプラントのメリット
・天然歯のような見た目と噛み心地
インプラントは顎の骨に直接固定されるため、咀嚼力(噛む力)が天然歯に非常に近く、食事を楽しむことができます。また、セラミックなどの材料を使えば見た目も自然で、他人からは人工歯だと気づかれにくいのも特徴です。
・周囲の歯を削らない
ブリッジのように、両隣の健康な歯を削って土台にする必要がないため、残っている歯を守るという意味でも非常に優れた治療法です。
・顎の骨が痩せにくい
歯を失った部分は噛む刺激が伝わらなくなることで骨が次第に痩せていきます。インプラントは顎の骨に直接負荷がかかるため、骨の吸収を防ぎ、口元の若々しさを保つ効果もあります。
・長期的に安定した治療
適切なメンテナンスを行えば、インプラントは10年以上にわたって機能し続けることが期待できます。実際に、10年生存率は90%以上と報告されており、信頼性の高い治療法とされています。

他の治療法との比較
インプラント以外にも、歯を補う方法として「ブリッジ」や「入れ歯(義歯)」があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

インプラント:周囲の歯に負担をかけず、噛み心地が自然。見た目もきれい。骨の吸収も抑制できる。 手術が必要。保険適用外で費用が高い。治療期間が長め。
ブリッジ:固定式で違和感が少ない。短期間で治療が完了。 両隣の歯を削る必要がある。支台歯に負担がかかる。骨の吸収は防げない。
入れ歯:比較的費用が安く、保険適用も可能。複数の歯が欠損していても対応できる。 違和感が強く、外れやすいこともある。噛む力が弱く、見た目にも影響。
患者さんの口腔内の状態や健康状態、ライフスタイルによって最適な治療法は異なりますが、**「周囲の歯を守り、長期的な安定を求めるならインプラント」**が第一選択肢になるケースも多く見られます。

インプラントにもリスクと注意点がある
どんな治療にもメリットと同時にリスクが存在します。インプラントも例外ではありません。
・外科手術のリスク
手術を伴うため、感染症や神経損傷、出血といったリスクがあります。特に糖尿病や心疾患のある方は、事前に十分な診査と管理が必要です。
・治療費用の負担
保険適用外の自由診療となるため、費用は1本あたり30万円〜50万円以上が相場です。費用と効果のバランスを見極めることが重要です。
・定期的なメンテナンスが必須
インプラントは天然歯と異なり、歯周病ではなく「インプラント周囲炎」という特殊な炎症にかかることがあります。これを防ぐためには、定期的な歯科検診と毎日の丁寧なセルフケアが欠かせません。

インプラントに向いている人・向かない人
【向いている人】
・一本だけ歯を失っていて、他の歯は健康な人
・ブリッジで健康な歯を削ることに抵抗がある人
・入れ歯の違和感が強く、しっかり噛める治療を望む人
・メンテナンスの意識が高く、セルフケアができる人
【向いていない場合がある人】
・重度の全身疾患がある人(未管理の糖尿病、心疾患など)
・顎の骨が著しく吸収している人(骨造成が必要な場合も)
・喫煙習慣があり、治癒力に不安がある人
・口腔衛生状態が悪く、自己管理が難しい人

まとめ:未来の歯を守る選択としてのインプラント
インプラント治療は、失われた歯を自然に補うための非常に優れた方法であり、機能性・審美性ともに高いレベルで回復できる点が最大の魅力です。しかし、すべての人に一律に適しているわけではなく、治療計画やメンテナンス、費用面を含めた包括的な判断が必要となります。
そのためにも、歯科医師との十分なカウンセリングを通じて、インプラントの適応や他の選択肢を理解し、納得のいく治療を選ぶことが重要です。
「もう一度、しっかり噛める喜びを取り戻したい」「自分の歯のように自然な見た目を求めたい」——そんな想いに応えるインプラント治療は、今後ますます多くの患者にとっての選択肢となっていくでしょう。

 

私歯科医師山内は1995年以来インプラント歯科治療に携わり早いことと本人は思っておりますが、30年経過致しました。

欠損補綴の選択肢としてとても素晴らしい治療法です。適応症と予後の余地性を考慮し設計していきましょう。山内

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歯科技工士とは?〜見えないところで“噛める”を支えるプロフェッショナル〜

皆さんは「歯科技工士(しかぎこうし)」という職業をご存じでしょうか?
歯科医院で治療を受けるとき、多くの人が目にするのは歯科医師や歯科衛生士ですが、実は**“見えない場所”でとても大切な役割を担っている専門職**がいます。それが「歯科技工士」です。
このコラムでは、「歯科技工士とはそもそもどんな仕事をしているのか?」「歯科医師とは何が違うのか?」「私たちの治療にどんな関わりがあるのか?」といった疑問にお答えしながら、歯科技工士の魅力と重要性を、歯科の知識がない方にもわかりやすくお伝えしていきます。

歯科技工士とはどんな職業?
歯科技工士とは、歯科医師の指示に基づいて「人工の歯」や「入れ歯」「被せ物」「詰め物」「矯正装置」などを製作する国家資格を持つ専門職です。
たとえば、虫歯や外傷などで歯を大きく失ったとき、型取り(印象)をして、その形に合った被せ物を作ります。この「形に合わせてぴったりの歯を作る」作業を担うのが歯科技工士です。
歯科技工士は、歯科医院に併設された「院内技工室」で働いている場合もあれば、歯科技工所という専門の施設で製作を行い、各医院に納品しているケースもあります。

歯科医師と歯科技工士の違いは?
治療を直接行うのが歯科医師。
治療後に口の中に入る“人工の歯”を作るのが歯科技工士。
このように言うと分かりやすいかもしれません。
よく例えられるのが「家づくり」の話です。
• 歯科医師は、大工さんのような存在。
基礎を整え、型を取り、かみ合わせを調整し、患者さんの症状に応じた治療の計画を立てます。つまり、「土台を整える」仕事です。
• 歯科技工士は、設計士や職人のような存在。
整えられた土台の上に、ぴったり合う“上物(うわもの)=家”を作り上げるのが技工士の役割です。素材選びから細かなデザインまで、歯1本1本の形や色、質感にこだわって、見た目も機能も自然な人工歯を仕上げます。
この2つの職種が、密接に連携して初めて「快適に噛める、美しく見える歯」が完成するのです。

歯科技工士の仕事にはどんなものがある?
歯科技工士の手がけるものは、以下のように多岐にわたります。
• クラウン(被せ物)
• インレー(詰め物)
• ブリッジ
• 義歯(入れ歯)
• インプラント上部構造
• 矯正用の装置(マウスピースやワイヤー)
• ナイトガード(歯ぎしり用マウスピース) など
それぞれに応じた材質(金属・セラミック・ジルコニア・レジンなど)を選び、咬み合わせや力の加わり方、色調などを細かく調整しながら製作します。
また近年では、デジタル技術(CAD/CAM)を活用した歯科技工も普及しており、スキャナーで読み取った3Dデータをもとに設計・削り出しを行うことも増えてきました。
ただし、いくらデジタルが進化しても、「自然な見た目」「個人差に応じた仕上がり」には職人の手仕事が必要不可欠です。光の反射、透明感、質感などを細かく再現するには、歯科技工士の繊細な感覚と経験がものを言います。

歯科技工士の仕事が“治療の満足度”を左右する
歯科技工士の仕事は患者さんの目には直接触れることが少ないため、時に「裏方」のように思われがちです。しかし実際には、患者さんが「きれいに治った」「違和感なく噛める」と感じるために欠かせない存在です。
たとえば、
• 「かみ合わせがぴったりで、違和感がない」
• 「他の歯と違和感のない色合いで自然」
• 「硬いものも安心して噛める」
• 「笑ったときに見える歯がきれい」
これらすべてが、歯科技工士の技術に支えられています。
とくに前歯など審美的な部位では、わずかな色の差や形状の違いが見た目に大きく影響します。歯科技工士は、歯科医師と連携しながら、患者さんの顔立ち、性別、年齢、口元のバランスまで考慮して「その人に合った歯」を仕上げていきます。

歯科技工士の重要性をもっと知ってほしい
歯科技工士は、高い専門性と集中力、そして繊細な美的感覚を必要とする“プロフェッショナル”です。一人の患者さんに合わせた歯を一点一点、手作りで仕上げていく――まさにオーダーメイドの仕事です。
にもかかわらず、その存在が十分に知られていないのが現状です。実際に「歯科技工士がどこで働いているのか」「歯科医院の中にいるのか外にいるのか」といった基本的なことも、多くの方には馴染みがないかもしれません。
しかし、歯科技工士がいるからこそ、私たちは「噛める」「話せる」「笑える」――そんな当たり前のことができるのです。

まとめ:歯科医療は“見えない職人”によって支えられている
歯科治療は、歯科医師だけでは完結しません。患者さんの口の中に収まる補綴物(ほてつぶつ)は、歯科技工士の技術とこだわりによって形作られています。
「家づくり」でいえば、しっかりとした土台を整えるのが歯科医師。
その上に、美しく機能的な家を建てるのが歯科技工士です。
この2人のプロフェッショナルが連携してこそ、初めて安心で快適な歯科治療が実現します。
次に歯科医院で「被せ物が入りましたよ」と言われたとき、その歯の奥にいる“見えない職人”の存在にも、ぜひ思いを馳せてみてください。あなたのために、一つひとつ丁寧に作られた、その歯は、歯科技工士の手から生まれた一点ものなのです。

ブランパ歯科では実際に直接担当歯科技工士とお客様が意見交換をして仕事を進めて参ります。

デジタルとアナログのバランスがとても上手くいっています、お気軽に起こしくださいませ

 

梅田院歯科技工士 関西

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歯を白くするには?さまざまな方法とその効果

鏡を見たとき、あるいは写真を見返したとき、自分の歯の色が気になったことはありませんか?
歯の色は、第一印象を大きく左右する要素の一つです。笑顔に自信が持てない、口元を隠してしまう……そんな悩みを抱える人にとって、「歯を白くする」ことは見た目だけでなく、心の健康にもつながる大切なケアです。
では、歯を白くするには、どのような方法があるのでしょうか?本コラムでは、一般的な方法から歯科医院で行う本格的な治療まで、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら、最も効果的な方法について解説します。

■ 歯の黄ばみ・変色の原因とは?
まず、歯の色が変わる原因について知っておくことが重要です。歯が黄ばんだり、くすんだりする主な原因には以下のようなものがあります。
1. 飲食物による着色
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなど、色素の強い飲食物を日常的に摂取すると、歯の表面にステイン(着色汚れ)が沈着します。
2. 喫煙
タバコのヤニも、強い着色の原因になります。ニコチンやタールは歯の表面にこびりつきやすく、ブラッシングではなかなか落ちません。
3. 加齢
年齢とともに、歯の表面(エナメル質)が薄くなり、内側の象牙質が透けて見えるようになることで、歯が黄ばんで見えることがあります。
4. 薬剤や疾患による変色
子供の頃にテトラサイクリン系抗生物質を服用した場合や、歯の神経が死んでしまった場合など、内因的な要因で歯が変色することもあります。

■ 自宅でできる歯を白くする方法
歯科医院に行かずに、自宅で歯を白くする方法はいくつかあります。ただし、それぞれに限界や注意点があることも知っておくべきです。
1. ホワイトニング歯磨き粉
市販されている「ホワイトニング」歯磨き粉には、ステインを落とす成分(研磨剤、ポリリン酸など)が含まれており、歯の表面の着色汚れを除去することができます。
ただし、研磨作用が強すぎるとエナメル質を傷つけてしまう可能性があり、長期使用には注意が必要です。また、もともとの歯の色を変える効果はありません。
2. 重曹やオイルプリングなどの民間療法
一部では「重曹で磨く」「ココナッツオイルで口をすすぐ」などの方法が紹介されていますが、効果に科学的な裏付けは少なく、場合によっては歯にダメージを与える恐れもあります。
3. 市販のホワイトニングキット
薬局などで手に入るジェルやマウスピース型のホワイトニングキットは、手軽に試せる反面、成分濃度が低いため即効性には欠け、効果の実感までに時間がかかります。

■ 歯科医院で受けられるホワイトニングの種類と特徴
より確実に、かつ安全に歯を白くしたいなら、歯科医院で行うホワイトニングがおすすめです。ここでは、主な施術方法を紹介します。
1. オフィスホワイトニング
歯科医院で、過酸化水素を含む高濃度のホワイトニング剤を使い、専用の光を当てて歯を白くします。
即効性が高く、1回の施術で効果を感じる人も多いのが特徴です。短期間で白さを実現したい人に向いています。
2. ホームホワイトニング
歯科医院で作った専用のマウスピースに、比較的低濃度の薬剤を入れて、自宅で継続的に装着する方法です。
時間はかかりますが、歯の内部からじっくり白くしていくため、後戻りしにくく、自然な白さが得られるというメリットがあります。
3. デュアルホワイトニング
オフィスとホームの両方を組み合わせた方法で、即効性と持続性の両方を兼ね備えた最も効果的な方法とされています。結婚式や就職活動など、大切なイベント前に選ばれることが多いです。

■ セラミック治療による歯の美白
ホワイトニングと並んで注目されているのが「セラミック治療」です。これは、変色や形の悪い歯をセラミック素材で覆うことで、色・形・透明感を理想的に整える審美治療です。
セラミック治療には、以下のような種類があります。
1. ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄い板を貼り付ける方法です。色だけでなく、軽度の歯並びやすきっ歯の修正にも対応できます。
2. オールセラミッククラウン
虫歯などで削った歯を、白いセラミックの被せ物で覆う方法。天然歯に近い透明感と自然な美しさが特徴で、強度も高く、変色しにくいです。
3. ジルコニアクラウン
より強度に優れたジルコニアを使用したクラウンで、奥歯など力がかかる部位にも使えます。

■ なぜホワイトニングやセラミック治療が優れているのか?
ここまでさまざまな方法を紹介してきましたが、最も効果的で安全、かつ満足度の高い結果を求めるなら、歯科医院で行うホワイトニングやセラミック治療が最適です。その理由を以下にまとめます。
1. 医師の管理下で安全に行える
市販品や自己流のケアでは、効果が不十分なばかりか、歯や歯茎にダメージを与える可能性もあります。歯科医院では、適切な診断と施術が行われるため安心です。
2. 効果が確実で持続性が高い
ホワイトニングでは、歯の内側から白くしていくため、自然で美しい白さが得られます。セラミック治療では、色だけでなく形や並びの修正も可能で、半永久的に美しさを保つことができます。
3. ライフスタイルや希望に合わせた選択ができる
「短期間で白くしたい」「自然な仕上がりを目指したい」「歯の形も整えたい」など、一人ひとりのニーズに合わせた治療法を提案できるのも、歯科医院ならではのメリットです。

■ まとめ
歯を白くする方法には、簡単なセルフケアから本格的な審美治療までさまざまな選択肢がありますが、どの方法を選ぶかは「どこまでの白さを求めるか」「どれだけの効果を持続させたいか」によって異なります。
結論として、本当に美しい白さを、安全かつ確実に手に入れたいのであれば、歯科医院でのホワイトニングやセラミック治療が最も優れた選択肢であると言えるでしょう。
笑顔に自信が持てれば、毎日の気持ちも前向きになります。自分に合った方法を見つけて、輝くような白い歯を手に入れてみてはいかがでしょうか。

 

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歯科治療におけるセラミックの優位性

近年、歯科治療においてセラミックを用いた補綴(ほてつ)治療が注目を集めています。セラミックとは、陶器のような素材でありながら、高い強度と美しさを併せ持つ歯科材料の一つです。これまで、銀歯(いわゆる金銀パラジウム合金)やレジン(プラスチック)といった材料が主流でしたが、審美性、機能性、生体親和性など多くの面でセラミックが優位であることが明らかになっています。本稿では、歯科治療におけるセラミックの優位性について、専門的な視点を交えながら、一般の方にも理解しやすい形で解説します。

1. 審美性(見た目の美しさ)

セラミック最大の特徴の一つは、その審美性の高さです。天然の歯に非常に近い透明感や光沢を持っており、周囲の歯と調和するような自然な見た目を再現できます。とくに前歯のように目立つ部分においては、「見た目の美しさ」は非常に重要な要素です。

セラミックと銀歯の比較

銀歯は金属であるため、口を開けたときに目立ちやすく、審美的にマイナスの印象を与えることがあります。また、歯茎との境目が黒ずんで見える「ブラックマージン」という現象が起きることもあります。一方、セラミックは金属を使わないため、歯ぐきとの境目も自然で、経年劣化による変色もほとんどありません。

2. 生体親和性(体とのなじみやすさ)

セラミックは金属アレルギーの心配がなく、生体に対する安全性が非常に高い素材です。銀歯や金属を使った補綴物では、ごくまれに金属アレルギーを引き起こすことがあります。金属イオンが唾液中に溶け出し、体内に取り込まれることで、皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすことがあるのです。
セラミックはこうした心配がなく、アレルギーのリスクを回避できる材料として、医療現場で幅広く使用されています。

3. 耐久性と強度

従来のセラミックは「割れやすい」という欠点がありましたが、最近ではジルコニアセラミックや**e.max(イーマックス)**と呼ばれる強化型セラミックの登場により、耐久性も飛躍的に向上しています。
ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど硬く、咬合力(かむ力)が強い奥歯にも使用できる強度を持ち合わせています。これにより、従来は金属しか選択できなかった部位でも、セラミックを用いた審美的な治療が可能になりました。

レジンとの比較

保険診療で使われるプラスチック(コンポジットレジン)は、時間とともに変色・摩耗しやすく、耐久性に劣るという欠点があります。対してセラミックは、長期間にわたって美しさと形を保ちやすいという利点があります。

4. プラーク(歯垢)や細菌の付着のしにくさ

セラミックは表面が非常に滑らかで、プラークや細菌が付着しにくいという特徴があります。これはむし歯や歯周病のリスクを低減するという点で、大きなメリットです。
銀歯やレジンは、表面がざらついていたり微細な傷が入りやすいため、プラークがたまりやすく、それが口腔内の清潔維持を妨げる原因となります。

口臭との関連

プラークや細菌の増殖は、口臭の原因ともなります。セラミックは細菌の付着を抑えることで、口臭の予防にもつながるとされています。

5. 精密な適合性

セラミック治療では、**CAD/CAMシステム(コンピュータ支援設計・製造)**を用いることが多く、補綴物の設計から作製までを高精度に行うことができます。これにより、歯にぴったりと合うクラウンやインレー(詰め物)を作製でき、すき間からむし歯になるリスクを減らすことができます。
また、歯と補綴物のすき間が少ないことで、接着剤の経年劣化による問題も起きにくくなります。

6. 長期的なコストパフォーマンス

セラミック治療は保険適用外(自由診療)であり、初期費用は高額に感じられるかもしれません。しかし、長期的な目で見れば、再治療の頻度が少ないこと、歯や歯ぐきを守れることから、トータルコストで優れているとも言えます。
たとえば、銀歯が数年でむし歯を再発し、再治療が必要になる場合、結果的に何度も治療費がかかることになります。セラミック治療ではこの再治療のリスクが減るため、一度の治療で長持ちすることが期待できるのです。
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【まとめ】セラミック治療は「見た目+機能性+健康」の三拍子
見た目:天然歯に近く、自然で美しい
アレルギー:金属アレルギーの心配がない
耐久性:強化型セラミックにより割れにくい
衛生面:プラークがつきにくく清潔
精度:高精度な設計でむし歯再発のリスクが低い
コスト:初期費用は高いが長期的に見て優れる
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最後に

セラミック治療は単なる「見た目の改善」ではなく、機能性や健康面においても非常に優れた選択肢です。もちろん、すべての症例においてセラミックが最適とは限らず、患者さんの口腔内の状態やご予算、生活スタイルに応じて適切な治療法を選ぶことが大切です。
歯科医師との十分な相談のうえで、自分にとって最善の治療を選択することが、将来の口腔健康を守る第一歩となるでしょう。

 

当院では院長山内とセラミック修復専門の歯科技工士関西が常駐しています。お客様のご希望を直接伺えるこちがとても大切なことと思います。

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2022年度夏季休暇に関しまして

2022年8月25日(木)~8月30日(火)は夏季休暇のためお電話での対応、メールの返信ができません。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

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年末年始のお休みに関しまして

12月29日(水)~1月4日(火)は休診となります。診療再開は2022年1月5日(水)からになります。ご迷惑をおかけして大変恐縮ではございますが、何卒ご了承くださいませ。

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年末年始のお休みに関しまして

12月28日(月)~1月3日(日)は休診となります。診療再開は2021年1月4日(月)からになります。ご迷惑をおかけして大変恐縮ではございますが、何卒ご了承くださいませ。

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