はじめに
「奥歯の高さが合わない気がする」「片側だけ噛みにくい」――こうした違和感は、日常生活の中で少しずつ大きなストレスとなります。
奥歯の高さが合わない原因は、詰め物や被せ物の不適合、歯の摩耗、噛み合わせの不均衡などさまざまです。
本コラムでは、セラミックによるインレーとクラウンの選択肢を中心に、奥歯の高さを整えるための対応方法について解説します。
奥歯の高さが合わなくなる原因
詰め物・被せ物の不適合
銀歯やレジンインレーが摩耗・破損すると、左右で高さが変わり、噛み合わせが不均衡になります。
歯の摩耗や咬耗
歯ぎしりや加齢による咬耗で歯がすり減り、咬合平面が不揃いになることがあります。
歯の欠損
奥歯を失ったまま放置すると、噛み合わせの高さが崩れ、残っている歯に負担が集中します。
インレーで対応するケース
特徴
歯の一部だけが欠けていたり、軽度の高さの不一致であれば、セラミックインレーで調整が可能です。
メリット
・歯を削る量が少なく、天然歯を温存できる
・セラミックのため見た目が自然で、変色しにくい
・比較的短期間で治療が完了
デメリット
・大きな欠損や強い噛み合わせの力がかかる部位では不向き
・適応範囲が限られる
クラウンで対応するケース
特徴
歯の欠損が大きい場合や、噛み合わせの高さをしっかり回復する必要がある場合は、セラミッククラウンが適しています。
メリット
・歯の全体を覆うため強度が高く、長期的に安定しやすい
・高さや形態を自由に調整でき、噛み合わせを再構築できる
・透明感のあるセラミックなら、審美性も確保可能
デメリット
・歯を全周にわたり削る必要がある
・神経に近い場合は歯髄保存の可否を慎重に判断する必要がある
治療選択の判断基準
欠損の範囲
小さな欠損であればインレー、大きな欠損や摩耗が進んでいる場合はクラウンが推奨されます。
噛み合わせ全体とのバランス
単に高さを合わせるだけでなく、上下左右の咬合関係を評価することが重要です。
長期的な安定性
短期的な修復か、長期的な強度を重視するかによっても選択が変わります。
ブランパ梅田デンタルクリニックでの対応
1dayセラミック治療
当院では、奥歯のインレーやクラウンを最短1日で治療可能です。違和感を抱えたまま生活する時間を最小限に抑えられます。
院内技工士による咬合設計
常駐の技工士が、咬合器や口腔内の動きを確認しながら補綴物を設計します。これにより、噛み合わせが自然で快適な仕上がりを実現できます。
まとめ
奥歯の高さが合わない原因は、詰め物や被せ物の不適合、摩耗、欠損など多岐にわたります。
セラミックインレーは小さな欠損に、セラミッククラウンは大きな欠損や咬合再建に適しており、ケースに応じて選択が必要です。
ブランパ梅田デンタルクリニックでは、即日対応と精密な咬合設計を組み合わせ、患者様が快適に噛める環境をサポートしています。
奥歯の高さに違和感を感じる方は、ぜひ一度ご相談ください。