歯ぎしりで歯が削れてしまったときの対処法:セラミック治療とナイトガードの併用提案

はじめに

寝ている間の歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくく、気づいたときには歯がすり減っていた…ということも少なくありません。特に前歯や奥歯の咬合面が平らになったり、亀裂が入ったりすると、見た目や機能に影響が出ます。

本コラムでは、歯ぎしりによって削れてしまった歯への治療法として、セラミック治療とナイトガードの併用を提案します。

歯ぎしりによる歯の損傷

歯がすり減るメカニズム

歯ぎしりは最大で200〜300kgもの力がかかるとされ、エナメル質を徐々に摩耗させます。特に長年続くと象牙質が露出し、知覚過敏や虫歯リスクが高まります。

見た目の変化

前歯が短くなったり、歯の角が丸くなることで、笑顔の印象が変わってしまうこともあります。さらに摩耗により透明感が失われ、老けた印象になることもあります。

歯ぎしりによる亀裂や破折

強い力が繰り返しかかることで、歯の表面にマイクロクラック(微細な亀裂)が入り、そこから破折や欠けに発展することもあります。

セラミック治療での回復

削れた形態を回復する

セラミッククラウンやラミネートベニアを用いて、摩耗によって短くなった歯を元の形態や高さに戻すことができます。特に前歯では、透明感や色調も回復でき、自然な笑顔を取り戻せます。

強度と審美性の両立

ジルコニアやe.maxなどのセラミックは、天然歯に近い透明感を持ちながら、高い耐久性を備えています。歯ぎしりの力にも耐えやすく、長期的な使用に向いています。

咬み合わせの改善

セラミック治療では、見た目だけでなく咬合の高さ(バイト)を回復することが可能です。これにより顎関節や筋肉への負担軽減も期待できます。

ナイトガードで再発予防

ナイトガードとは

就寝時に装着するマウスピース型の装置で、歯ぎしりや食いしばりの衝撃を吸収し、歯や補綴物を保護します。

セラミックを長持ちさせる

せっかく治療したセラミック歯も、歯ぎしりの力で欠けたり外れたりすることがあります。ナイトガードを併用することで、摩耗や破損リスクを大幅に減らせます。

顎関節症の予防にも

歯や補綴物だけでなく、顎関節や咀嚼筋への負担軽減にもつながり、顎関節症の予防にも有効です。

ブランパ梅田デンタルクリニックでの対応

院内技工士による精密セラミック制作

患者様の歯並び・色調に合わせて、院内の歯科技工士がセラミックをオーダーメイドで制作します。即日治療にも対応可能です。

カスタムフィットのナイトガード

歯型や咬み合わせを正確に記録し、快適に装着できるナイトガードを製作します。違和感が少なく、毎晩継続して使用しやすい形状に仕上げます。

まとめ

歯ぎしりで削れてしまった歯は、放置すると見た目だけでなく健康面にも悪影響を及ぼします。セラミック治療で美しさと機能を回復し、ナイトガードで守ることで、長期的に口元の健康を維持できます。

ブランパ梅田デンタルクリニックでは、見た目の改善と再発予防をセットでご提案いたします。歯ぎしりでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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