セラミック治療でも口元の印象は変えられる?」:歯の形・角度・長さから考えるフェイスデザイン

はじめに

「歯並びを整えたのに、印象が思ったほど変わらない」
「セラミックで白くしたけれど、笑顔がどこか不自然」

そうした声の背景には、“歯の形や角度、長さ”といった細部のデザインが見落とされているケースが少なくありません。実は、歯のデザインひとつで、口元や顔全体の印象は大きく変わります。

本コラムでは、セラミック治療によって口元の印象を美しく整えるための「フェイスデザイン」という考え方を、歯科医師の視点から詳しくご紹介します。

フェイスデザインとは?

「白く・整える」だけでは美しくならない

歯の治療というと、「色を白くする」「歯並びを揃える」という発想が先行しがちですが、それだけでは印象を大きく改善することはできません。大切なのは、「その方の顔立ちに自然に調和しているか」という視点です。

印象を左右する3つの要素

フェイスデザインでは、「歯の形」「角度」「長さ」という3つの要素を中心に、顔貌・唇の動き・表情などとの調和を意識して設計します。これにより、より若々しく、柔らかく、知的に…といった印象をコントロールすることが可能になります。

セラミック治療で変えられる3つのポイント

1. 歯の「形」:印象のコントロール

歯が丸みを帯びていれば柔らかく優しい印象を与え、直線的で角があるとシャープで知的な印象になります。また、男性的な印象を出したい場合はエッジを効かせ、女性らしい印象を出したい場合は先端を丸めるなど、形状ひとつで印象が変わります。

2. 歯の「角度」:自然さと表情のコントロール

ほんの数度の傾きの違いが、笑顔や口元の印象に大きな違いを生みます。前に少し傾斜した歯は、表情を明るく、若々しく見せる効果があり、逆にまっすぐすぎると硬さや人工的な印象になる場合もあります。

3. 歯の「長さ」:若々しさの演出

年齢とともに歯がすり減って短くなっていくと、笑ったときに歯が見えにくくなり、口元が暗く見えます。セラミックで本来の歯の長さを再現することで、明るく健康的な印象に改善されることが多いです。

自然な仕上がりのために重要なステップ

仮歯での確認と微調整

最終的な補綴物を装着する前に、仮歯で歯の形・角度・長さを確認できるプロセスを挟むことがとても重要です。日常生活の中で違和感がないか、会話や笑顔の中でどのように見えるかを体感していただいた上で、細かな修正を加えていきます。

顔貌写真によるトータルバランスの確認

治療部位だけでなく、顔全体のバランス、リップライン、スマイルラインといった要素を考慮するために、治療前の口元や笑顔の写真を参考に設計を行います。単なる“部分治療”に留まらず、“全体の印象改善”を意識することがフェイスデザインの本質です。

ブランパ梅田デンタルクリニックのこだわり

技工士が常駐し、対話しながらデザイン

当院では、院内に歯科技工士が常駐しており、患者様の口元や顔立ちを直接見ながらセラミック補綴物の作製を行います。「もっと自然に」「この歯に合わせたい」といったご希望をその場で共有でき、イメージ通りの仕上がりに近づけることが可能です。

1dayセラミックでも妥協なし

即日治療というと“スピード重視”のイメージを持たれることもありますが、当院では1day治療でもフェイスデザインを踏まえた綿密な設計を行っています。CAD/CAMによる設計と、技工士による仕上げのバランスで、スピーディかつ高品質な治療を提供しています。

まとめ

セラミック治療は、ただ歯を白くしたり並べるだけでなく、口元や顔全体の印象を理想に近づける力を持っています。

「フェイスデザイン」の視点を取り入れることで、自分らしい笑顔を引き出し、自然で魅力的な口元を実現できます。

ブランパ梅田デンタルクリニックでは、即日対応でも仕上がりに一切妥協せず、丁寧な設計と技工士との連携で“印象を変えるセラミック治療”をご提供しています。

歯だけでなく、口元全体の美しさを求める方は、ぜひ当院にご相談ください。

あなたに似合うお口元を直接にオーダーメイドで。

 

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